おとうふ豆知識

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おとうふの始まり

“おとうふ”は奈良時代に中国より奈良の都に伝わったといわれています。
奈良春日大社の文献(若宮の神主中臣祐重の日記・寿永3年・1183年)には御供物として「唐符」という文字が記録されていますが、この奈良から宇治を経て京都に伝わり、冷やっこなど”涼味文化”の進化に大きな刺激を与えたということです。

おとうふの種類

木綿豆腐
豆腐の表面に木綿の格子状の布目がついていることから、この名がつきました。
温豆乳ににがり(凝固剤)を加えて固めたものをいったん崩してから、木綿布を敷いて圧力をかけて押し固めます。
絹こし豆腐
表面がなめらかでつるっとした食感と舌触り、布目もまったくないため「絹のよう」ということでこの名がつきました。
濃厚な温豆乳の中に直接にがりなどの凝固剤を加えて固めます。
木綿と比較して水分が多いので、くずれやすいのが特徴です。
充填豆腐
直接、容器に冷豆乳とにがり(凝固剤)を充填することから、この名がつきました。
容器のまま熱凝固および熱殺菌をすることで“無菌状態”となり便利な長期保存が可能となった製法です。
なめらかな絹こしタイプのおとうふとなっております。
厚揚げ
絹こし豆腐を高温の油で揚げたものを「絹こし厚揚げ」、木綿豆腐を高温の油で揚げたものを一般的に「厚揚げ」といいます。
「絹こし厚揚げ」は焼いて食べるのがおすすめですが、「厚揚げ」(木綿厚揚げ)は味染みが良いため、煮炊物やおでんに最適です。
油あげ
普通の豆腐より豆乳濃度の低い豆腐生地を、低温・高温の油で二度揚げします。
低温の油は豆腐のたんぱく質を利用して生地を引き伸ばすための工程で、高温の油は表面をカラッとさせる「からし」の工程となります。
がんも
水気をしぼった豆腐生地に具材を混ぜ込み、形を整えて油で揚げたものです。
私どもの“がんも”は“油あげ”同様に低温・高温の二度揚げ製法をしています。

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